本殿

住吉三神、神功皇后が祀られている本殿をご紹介します

国宝「住吉造(すみよしづくり)」本殿

本殿(国宝)

現在ある本殿は全て1810年(文化7年)に造られました。第一本宮から第四本宮にいたる4棟の本殿は「住吉造」と称し、神社建築史上最古の様式の一つといわれ、いずれも国宝建造物に指定されています。
(昭和28年11月14日 指定)

祭神

第一本宮 底筒男命(そこつつのおのみこと)
第二本宮 中筒男命(なかつつのおのみこと)
第三本宮 表筒男命(うわつつのおのみこと)
第四本宮 神功皇后(じんぐうこうごう)
(息長足姫命(おきながたらしひめのみこと))

特徴

構造 「住吉造」
色彩 丹と白と黒を中心に彩られています。黄金の金具により、さらに鮮やかな色彩美を作り出しています。
方角 本殿はすべて西(大阪湾)向きです。第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にもたいへん珍しい建築配置です。

「住吉造」とは

屋根 檜皮葺 (ひわだぶき) でできており、直線的な屋根で切妻造りです。棟の両側に流れる2つの斜面は、書物を開いたようにも見えます。
出入口 妻入りと呼ばれており、屋根の両端 (つま) が正面に向いているのが特徴です。
内部 前後2室に分かれています。回廊がないのも特徴の一つです。
色彩 柱は朱(丹)塗り、板壁は白色の胡粉 (ごふん) 塗りです。
補足 妻入り⇔平入り(屋根の端と直角に位置し、大棟に平行な出入り口のこと)


第一本宮


本殿の金扉


上空からみた本宮

  • 檜皮葺の屋根

  • 本宮側面より

境内をめぐる